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化学物質過敏症・電磁波過敏症の予防と体調改善策について


 私たちの身の回りにはさまざまな電磁波や化学物質があふれています。

たとえば、家電製品から発生する低周波電磁波、携帯電話から発生する高周波電磁波があります。化学物質では、建材や家具から発生する揮発性有機化合物や、防虫剤、除草剤などの農薬、食品添加物、残留農薬などがあります。

 これらの微量な化学物質や電磁波に反応して、頭痛、倦怠感、めまい、などの体調不良が起きる「化学物質過敏症」や、「電磁波過敏症」という病気が増えているのです。とくに、携帯電話の普及に伴い、電磁波過敏症は世界的に増加して各国で社会問題になり、WHOも国際会議を開くなど、検討を重ねています。


過敏症を改善・予防するために
 化学物質過敏症になると電磁波過敏症も発症しやすいと言われています。
症状を改善するためにも、予防するためにも、なるべく電磁波や化学物質などの汚染物質に曝されないようにすることが大切です。
 また、体内に蓄積した重金属や化学物質を排出すること、適切な栄養をきちんと摂って、丈夫な体にすることも重要です。

1.汚染物質を避ける
・食品添加物、残留農薬などを避けるため、無農薬の野菜、米を食べる
・水は浄水器で濾過する
・家や学校、職場、その周辺に、どのような電磁波発生源があるのか調べ、被曝状況を把握する。携帯電話基地局、変電所、高圧送電線などは要注意。
・状況に応じて、電磁波を避けるための対策をとる
  例:携帯電話電磁波を防ぐシールドクロスを壁や窓にかけてアースを取る
    寝室の窓の向こうに6600ボルトの送電線があれば、寝室を1階に移す
    夜はブレーカーを切って寝る
    寝室から家電製品や、化学物質を発生させるもの(化粧品、家具、プ
    ラスチック類、本)などを出す
    ベッドのスプリングコイルは磁場を誘導するので、布団で寝る

2.体内の汚染物質を排出
 日本人は水銀(魚から摂取)やヒ素(農薬から摂取)の蓄積量が多い。また、脂肪にはダイオキシンなど有害化学物質も蓄積している。これらの汚染物質が蓄積していると活性酸素が発生しやすく、細胞を傷つけ、感染症にかかりやすくなるほか、動脈硬化や関節炎、ガンなどさまざまな病気につながると言われている。電磁波や化学物質にさらされても、活性酸素は増えるので、症状を改善するために、これらの汚染物質を排出することが大切になる。
・サウナや温泉、入浴、運動などで汗をかき、脂肪を燃やして汚染物質を排出
・腸内環境を整え、解毒しやすい体にする。
例:砂糖、パンの摂取を控える
  善玉菌を増やすために、伝統的な発酵食品を摂取
・毛髪分析検査で、体内の有害重金属や、必須ミネラルの過不足を調べる

3.適切な栄養を摂る(活性酸素の発生を抑える)
・活性酸素を減らす抗酸化物質を摂取する(豆、海藻などが豊富な伝統的な和食が良い。ただし、ひじきはヒ素含有量が多いので注意)
・加工食品を避ける
・自分の食物アレルギーを知り、場合によっては食事指導を受ける

4.必要に応じて代替医療も受けてみる
・ホメオパシー 環境医学の分野で先進的な治療を行っている環境医学センター・ダラスでも、ホメオパシーを治療に摂りいれている。肉体的、精神的症状(うつ傾向など)の療法に効果がある
・気功、鍼、漢方薬などの東洋医学で症状が改善した例もある
・スピリチュアルヒーリングやレイキなどのエネルギー療法で改善した人もいる
ただし、代替医療の治療家の中には、料金が高額だったり、他の治療を認めない、説明が不十分など、問題のある人もいる。治療家との相性もあるので、十分な説明をしてくれるところや、料金設定が明確なところを選ぶなど、慎重に対応すること。

5.その他
・電磁波過敏症の場合、歯の金属の詰め物をコンポジットレジンやセラミックに換えるだけで、症状が大幅に改善した例もある。化学物質や電磁波に配慮してくれる歯科医を探そう。


“病気である自分”を受け入れる
 「汚染物質を全て避けなければ」と神経質になりすぎるのも問題です。私たちの体は、ある程度耐性があり、一定量の汚染物質なら許容できるからです。「人事を尽くして天命を待つ」ではありませんが、やるべきことをやったら、あとは事態が改善するのを天に任せるようなゆったりした気持ちを持ちましょう。

 病気になると「どうしてこんな病気になってしまったんだろう」、「このまま治らなかったらどうしよう」などと思い悩んでしまいがちです。しかし、病気になったのは、「今までの生活を見直すチャンスを与えられた」ということかもしれません。

 病気になって、先々のことが不安になるのもわかりますが、「不安」は、「現在は存在していない恐怖」であって、自分で作り出しているものです。健康な他の誰かや、過去の自分と比較をすれば、いくらでも不安や心配の要素を見つけることができるでしょう。しかし、誰とも比べず、今の自分の状況をただ受け入れてみるのも、治癒への近道かもしれません。

 こういった不安を解消するために、瞑想をしたり、日記に気持ちをぶつけてみてはどうでしょう。 瞑想といっても難しいものではなく、椅子に腰掛けてゆっくりと深く呼吸するだけでOKです。呼吸を続けながら、体の調子の悪い部分や痛み、不安や怒りなどの気持ちに意識を向けていると,自然に体や心がほぐれて楽になっていきます。

化学的汚染物質や電磁波などの物理的な汚染物質だけでなく、精神的なストレスも治癒の妨げになります。過剰なストレスを減らして、心にも体にも負担をかけないようにしましょう。

過敏症はやっかいな病気ですが、治癒率は80%ともいわれています。汚染物質だらけの社会で生きていくのは大変なことですが、お互いに少しずつ、改善していけるといいですね。


加藤やすこ
フリーライター、VOC-電磁波対策研究会代表
http://www1.odn.ne.jp/voc_emf/

 

 


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