(参考資料提供:ふくずみアレルギー科院長吹角隆之)
〜あなたの不調の原因を突き止めるための基礎資料〜
湿疹が悪くなったときは、かゆくて睡眠が傷害され、気分が落ち込み苦しいものです。しかし、ちょっと待ってださい。
これは考えてみると大きなチャンスなのです。あなたの湿疹を悪化させる何かが、その直前、その日あるいは前日にあったことを意味するからなのです。悪化原因を見つけ出すのはこの悪化した時をおいて他にありません。毎日症状のある人は、いつもより症状が激しい日のことを記録してください。それではどういう観点から何をどのように記録すればよいのかを具体的にみていきましょう。
いつ(日付・時間)かゆくなったか?どこでかゆくなったか?どの部分がかゆくなり、悪化したか?をまず記入しましょう。天気その日の体調(風邪・生理など)も書いておきましょう。
次に以下の項目について思い出せる物を何でも書いてください。食べ物を例にとり悪化原因をみつけるための重要な点、コツを説明しましょう。まず食べ物は関係ないと言われているとか、今まで食べていても何ともなかったとかいっさいの先入観を捨て去ることです。そして食べ物だとしたら今回の痒みと関係するのはどれだろうと考え、食べ物の中に悪化原因を徹底的にさがすのです。同様のことをにおい、接触、行動についてもやります。遅発型・遅延型と呼ばれるアレルギー反応は数時間〜1日後に起こるので、できるだけ前日の情報も詳しく思い出して記録してください。
1.食べ物
何を食べたか・何を飲んだか?その人その前日と最低2日間に食べたもの・飲んだものを思い出して書き留めてください。
口から入った物をできるだけ詳しく書いてください。
歯みがき・マウスウォッシュ、ビタミン、薬なども忘れずに!
たとえば飲み物だと水(水道・井戸・ミネラルウォーター)、お茶、牛乳、コーヒー、紅茶、ジュース、アルコール(種類・量・ブランド名・ペットボトル・缶・インスタント等も書いてください)。料理名、原材料、油の種類も詳しく書いてください。具に何が入っていたか?スパイス・味付けは?おやつ、スナック、外食、ファミレス、ファーストフード、コンビニ弁当
2.におい
何をかいだか?(意識せず吸ってしまった物を含む)
花から入った物・におい、排気ガス(どういう乗り物に乗ったか、バス、地下鉄など)、花粉(暖かい季節、春・秋)、ほこり、カビ(体育館・地下鉄)煙、排気ガス(バス、ストーブ)便所の芳香剤、たばこ、香水、柔軟剤など、改装した手の建物、ペンキ、ニス、石けん・シャンプー、整髪料、防虫剤(ナフタリン)、ヘアスプレー、ワックス(床・家具)、マジックインキ、新しいカーペット、プールの塩素、農薬散布(田んぼ、街路樹、公園、隣の家)、ソバ殻枕
3.接触
何をさわったか?〜ペット(猫、犬、ハムスターなど)、つち・砂、植物、便座、椅子、機械油、おもちゃ、クレヨン、チョーク、粘土、小麦粉、魚、エビ、イカ
何をつけたか?〜化粧品、ヘアスプレー、オーデコロン、石けん、ムース、ワックス、シャンプー、リンス、アクセサリー
何を着たか?〜クリーニングしたての服、おろしたての下着・服・靴、下着、衣替え(衣装ケースから半年ぶりに出したもの)、下着・衣類の素材(化繊、毛)、ゴム手袋、寝具のシーツ・衣類の洗剤は?
4.その日の行事
テスト、面接、結婚式、葬式、他家訪問、行楽(公園・遊園地・動物園)、デート、ドライブ、お祭り、フリーマーケット、その日の行動・・夜更かし、風呂に入らず、暴飲暴食、失恋、プラモデル製作、1日中家でいた。
行った場所・どこで何をしたか?〜掃除、草ひき、引越し、改装したての店、倉庫、川原、森、満員電車、デパートなどの人ごみ、映画館、本屋、理・美容室、ホームセンター、新築の家、はあの治療、調理のにおい、(給食係)、飼育係、建築現場のそばを通った。
注)ピークフローメーター(PFM)、脈拍(20以上の変動)、血圧などをこまめに(食前、食後20・40分)測れば参考になります。
湿疹以外の症状について:前進倦怠感、頭痛、易感染性(風邪を引きやすい、治りにくい)、眼症状(結膜炎・羞明〜眼がチカチカする、
眼が腫れる)、鼻血・鼻炎、呼吸器症状(咽頭痛、咳、喘息、呼吸困難)、消化器症状(下痢・便秘・腹痛)、 循環器症状(動悸・不整脈・狭心症・腹部痛)、筋肉痛(肩こり)・関節痛、ヨタヨタ歩行、皮膚症状(痒み、蕁麻疹)、耳・鼻尖・頬の紅斑、目の隈、精神症状(うつ・怒りっぽい・感情が抑えられない(爆発性)・興奮しやすい・落ち着きがない・じっとしていない)、不器用(学習障害、読む・書く・絵を描くことができない)、話し出すと止まらない、おもらし(昼間)、おねしょなどの症状があれば症状ごとに1〜4をチェックしてください。
悪化日誌がたまってくれば共通するものがあるか項目ごとに細かくチェックしましょう。
また良好日誌をつけておくと今後大いに役に立ちます。湿疹がかゆくなく、調子がよかった日のことを記録しておきましょう。
項目は悪化日誌と同じです。どうしても体調を整えておきたいテストの日や、旅行や遠足の日にどうすればよいかの参考とすることができます。
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