患者さんの改善・体験報告


「タイ料理で全身アトピー?香辛料アレルギー?
 原因を辿れば無線LAN!電磁波過敏症改善レポート」

40歳代男性 神奈川県在住

<発症期> 2004年9月
症状 2004年9月中旬、突然、すね、足の付け根、二の腕、腹部、背中、お尻へ と痒みと湿疹が広がりだす。
対応 皮膚科に通院。
発症前に食べた食品が原因と診断(タイ料理)。塗り薬と飲み薬を処方。しばらく様子を見る。
幼少期に腕、足の関節部分にアトピーがあり、皮膚が弱いアレルギー体質と自覚していた為、診断に疑問はなかった。
当時の生活
■食事 一般的な食事。(朝はパン食、昼・夜は軽めの弁当や外食)。
調理器具はアルミ鍋、 安価な鉄製フライパンなどを使用。
飲酒(月3〜4回、接待が多いため量は多め)
喫煙(1日数本程度)
■住まい 築7年程度の中古マンション。
リフォーム後、2年程度。家具、生活雑貨、内装も無頓着。合板家具、プラスティック、ビニールなどを多用した部屋。
■職業 会社経営。プランナー。
携帯電話歴、最速コンピュータ歴も、1991
年から10年を越えるヘビーユーザー。
徹夜作業も多く、1日10時間以上、休日も少なく、コンピュータやコピー、プリンターなど周辺OA機器に囲まれた職場環境。
当時の思い リサイクルや環境保護などの知識はあったが、生活習慣や職場環境については、あまり意識せず、当たり前に「安全」であると思っていた。

<最悪期> 2004年〜2005年2月(発症から約半年)
症状

それまでには全く感じなかった症状が出始めた。
携帯電話を使用すると、耳や頭、持つ手が熱くなり、数分話すと痛くなってくる。
無線LANなどワイヤレス機器や蛍光灯(高周波)には、すぐに頭痛がして、背中からお尻が痒くなる反応がでるようになった。
仕事中に、すねの猛烈な痒み、左手から腕のビリビリ感、立ちくらみ、疲労感、気力・やる気が失われる状態が多くなる。
わずかな臭い(化学物質)にも反応する「化学物質過敏症(C
S)」傾向もでてきた。
コンビニ、銀行など明るい店や、ホームセンターなどボンド臭い店が苦手になった。

対応

身体のかゆみに対しては、ステロイド剤を塗ると酷い部分は回復するが、持続せずさらに全身発疹(赤く広がる)と痒みへと悪化する。
別な病院を3つほど回ってみる。(約3ヶ月間、ワセリン系とステロイド系の塗り薬が引き出し一杯になる。)
どの医院も、同様の塗り薬で様子を見ることになる。

インターネットで、「電磁波過敏症」というアレルギーを知る。05年2月、北里研究所病院に検査を申し込む。

当時の生活
■食事

発症期より変化なし。

■住まい 発症期より変化なし。
■職業 以前より働ける時間が減少。しかし職業柄、携帯電話、PCは長時間使用し続けていた。
当時の思い 自分なりに原因を探した。
発症前と発症時の生活環境の変化を振り返って、新しく購入したコンピュータと無線LANシステムが思い浮かぶ。

<改善期> 2005年3月〜2006年(発症から半年〜1年半)
改善内容 できるだけ家電製品や携帯電話から離れたことで疲労感が減少した。特に寝室の環境に気を配ることで、質のよい睡眠がとれ、抵抗力が増した感がある。
対応 北里研究所病院での検査結果は「電磁波過敏症の疑いあり」。
治療薬も無く、食事と住生活の改善など諸注意を受ける。
病気と認定されていないため、通院には多額の費用がかかるので断念し、食生活の改善など自己治療を決める。
関連書籍(環境スモッグ対策、アレルギー、免疫、自己治癒、食事療法、食関連、農関連など)や関連団体のホームページなどを参考にする。
東洋医学(鍼灸)オーリングテストによる療法(エナジーバン)で体内重金属物質の測定と排出を定期的(月1回、約3ヶ月間)に行う。
当時の生活
■食事

患者仲間の紹介で大分のお百姓さん・赤峰勝人氏の著書「ニンジンから宇宙へ」を読み、「食」や循環の大切さや本質に気づく。その後、家での食事は、無農薬無化学肥料の「玄米+ごま塩」、旬の野菜、みそ汁を主体にした「玄米菜食」(1日2食)に変更。 (マクロビオティック)
外出時は、できるだけ和食を選ぶ。
肉類、牛乳、バター類、菓子類、コンビニやスーパーにある弁当、加工食品をできるだけ食べない方針にする。
タバコは、CS(化学物質過敏症)傾向のせいで身体が拒否。飲酒は普段は飲まず、つき合いでも適量に抑えるようにした。

最初は誘惑に負けて、いろいろと食べてしまうが、玄米食を基本にしていると、身体に合わないモノ、食べてはいけないモノを食べた場合、翌日までに必ず体調が悪化する実感が続いて、自然と避けるようになった。

■住まい コンピューターと周辺機器を整理し、低スペック化、有線に戻す。
ワイヤレス(高周波)機器や低周波発生家電は、常にコンセントを抜き、特に寝る空間からはすべて排除した。
携帯電話を解約。
電子レンジと冷蔵庫を廃棄。
疲労感が減少した。
■職業 急激な生活習慣、特に労働環境の改善(携帯電話・PCなど電磁波発生源から遠ざかる事)は、休業・廃業につながるため、湯治のできる郊外の小部屋(避難場所)をみつけ、半業半床で約1年をかけて徐々に改善を図った。
当時の思い 冷蔵庫や電子レンジなど、なくては生活が成り立たないと思われたので、手放すのには勇気がいった。しかし、手放してみれば特に困らずに生活できることがわかった。
仕事上、絶対に手放せなかった携帯電話も結局解約したが、世の中から孤立するようなこともなかった。

<現在> 2006年5月(発症から1年9ヶ月)
症状 携帯アンテナ、家電には反応するが、頭痛も軽く、原因が特定できるため、意識せず早めに遠ざかる習慣がついた。
臭いに対する敏感(CS)症状は相変わらずだが、めまいがするような酷さは無くなり、我慢できる範囲が広がった。
頭のモヤモヤ(集中力が極端に落ちる感じ)も減少して、やる気が湧いてくる。
コンピューターは以前ほどではないが、数時間なら使用できるまでに回復した。
身体の湿疹、アトピーは、薬を使わずに自然治癒した。
対応 2006年からは、職環境を整理して、心機一転、本格的に体調と生活改善の取り組みを始める。
現在の生活
■食事 「快食・快便・快眠」であり、特に玄米食の「快便」効果は絶大である。
玄米は、炊飯ジャーだとあまり美味しく炊けないが、ガスで、大きめの圧力釜の中に陶製の内鍋を使って小一時間蒸し炊きすると、誰もが焦がさず、ふっくらもちもちとした美味しい玄米ご飯・五穀ご飯が炊けるはず。
体重が自然と落ち、身体がしまってくるという嬉しいオマケつき。
これは、是非お試し頂きたい。
■住まい 湯治のできる郊外の小部屋(避難場所)と自宅とを行き来しながら、うまく身体を休ませながらの生活。
しかし、自宅で過ごせる時間も増え、身体の辛さも減少。抵抗力がついたと感じる。
今の思い

日に日に改善している感がある。
何か特効薬があった訳ではなく、生活全般を見直した結果のV字回復である。
あらためて自分の間違った生活習慣の常識を気づかされたと痛感している。

それまで何の疑いもなかった安全と思っていたモノ達の正体がわかり、正しい選択ができる知識と体験を得ることができたと共に、一人でも多くの同じ悩み、病に倒れる人の助けになればと願う。

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