化学物質過敏症 発症経緯
1999年10月、病院で処方された薬を飲んだ直後から、周囲の化学物質(タバコ、化粧品、排気ガス、洗剤など)に反応し、どうき、頭痛、倦怠感などを感じるようになる。
日を追うごとに反応する物質は増加し、睡眠障害(異常に眠い)、うつ、慢性的なだるさが続き、筋肉の痙攣も起きる。
何軒か病院も回ったが原因は不明。その後、「化学物質過敏症」という病気があることを知り、この病気にかかっている女性に会い、自分も化学物質過敏症になっているのではないかと感じる。
発症から一年後、「化学物質過敏症」を治療している医師に会い、治療を受ける。
カルシウムとマグネシウムのサプリメント、有害物質排出サプリメントなどを飲むと、2か月程度でうつ症状が無くなり、体調も回復した。
2001年頃には、活性炭付きマスク(化学物質を吸着する)が無くても外出できるようになり、建築現場で有機溶剤の臭いをかいでも反応しなくなった。
電磁波過敏症 発症経緯
2002年2月、除雪車から発生する低周波振動音に暴露し激しいどうきを感じる。
その翌日、市電に乗って頭を押しつけられるような圧迫感を感じる。
引き金になったのは除雪車だが、それまで住んでいた家は高圧線から200m離れておらず、常に低周波電磁波に曝されていた。また、高周波測定器で測ってみると家の東側から強い高周波電磁波がきていることがわかった。
電磁波に反応するようになってから、蛍光灯の下にいると頭頂部にちりちりした刺激を感じ、家庭用の電話機でも頭痛がするようになった。高圧線に近いため、夏や冬に磁場が上昇すると、どうき、うつ傾向、食欲不振、睡眠障害(不眠)になった。
不眠は冬の間中続き、春になって電力消費量が減少し、電磁場が下がると、体調は楽になった。夏に磁場が0.8mGになると体がだるくなり、風邪で熱が出た時のように、体を動かすのがおっくうになった。
海外の研究者にメールしたところ、大豆を食べるよう勧められ、三日間、大豆を中心にした食事をとった。
すると、磁場が高くても症状が出なくなった。ちなみに、春や秋は0.2〜0.3mGだが、電飾使用量が増える真夏や冬場は0.7〜0.8mGに上昇する。
治療と対策
「電磁波過敏症」の対策は国内では知られていなかったので、海外の文献などで調べ、効果のありそうなものは実践していった。基本的には、「化学物質過敏症」の治療と同様で、体内の有害化学物質や重金属を排出し、良質の栄養をとってフリーラジカルを減らすことだ。同時に、電磁波の被曝を避けるのが最も重要だった。
寝室の東側壁にアルミを貼って高周波をシールドし、窓にはシールドクロスをかけた。これで低周波を大幅に削減することができた。
また、被曝して電気が溜まると、塩水に足をつけたり、裸足で地面にふれるなどして、放電した。
「電磁波過敏症」の治療に効果があるといわれているホメオパシー治療も効果があった。
食事療法もいろいろ試し、マイクロビオティックをすると体力が上昇し、脂肪も減らすことができた。脂肪が減るということは、脂肪に蓄積した化学物質も排出できたということだ。
これらの対策のおかげで、体調は改善し、以前よりも電磁波に強くなり、疲れにくくなっているのを感じる。
ただし、食事療法はいいろいろなものがあるので、自分の体質や考え方にあったものを選べばいいと思う。全ての人にとってマクロがベストではないだろう。マクロは同じような食材が多くなるので、回転食をしている人には不向きではないか。
以前、建築現場で有機溶剤の匂いをかいでも何ともなかったように、電磁波にも耐性がついて反応しない日が来るのではないかと感じている。
しかし、地上デジタル放送が始まってから体調は再び悪化した。家のシールド対策をやり直して、症状は落ち着いたが、生活環境の電磁波を減らさなくては、症状は改善できない。個人でできることもあるが、社会的な電磁低減対策が必要だ。
なお、自分が試して効果があったと思う対策は「電磁波・化学物質過敏症対策」(緑風出版)にまとめたので、参考になれば幸いだ。 |